年末年始は、食事や生活リズムが普段と変わりやすい時期です。帰省や旅行、忘年会や新年会など、人と集まる機会も増えますよね。糖尿病や高血圧のある方は、年末年始になると体調を崩したり、血糖値や血圧が大きく乱れたりしてしまうことが少なくありません。

薬の管理は、年末年始を迎えるにあたって最も重要なことです。医療機関がお休みになることが多いので、薬の在庫が十分にあるか確認してください。外出や帰省の予定がある方は、日数分より少し余裕をもって準備しておきましょう。インスリンや一部の薬は温度管理が必要なため、持ち運びの際は保冷剤や保冷ポーチを活用してください。

食事は、特別な日だからとつい食べすぎたり、甘いものやお酒が増えたりしがちです。しかし、食べすぎが続くと血糖値が乱れやすくなります。おせちや鍋、外食などを楽しむ際は、野菜から食べ始める・よく噛んでゆっくり食べる・一度の量を決めるといった、普段の工夫を続けてください。お酒は血糖値を下げすぎてしまう場合もあるので、飲みすぎには注意しましょう。

冬は寒さの影響で活動量が減りやすい季節でもあります。暖かい時間帯に短時間でも散歩する、家の中で軽い体操をするなど、体を動かす習慣を意識すると、血糖値が安定しやすくなります。短時間でもよいので「少しでも動く」を継続することが大切です。

もし風邪をひいたり、体調を崩したりしたときは、無理をせず休みましょう。発熱時は血糖値が乱れやすくなるので、水分と食事をしっかりとりながら、必要であれば早めに医療機関を受診してください。

年末年始は、1年の疲れをねぎらい、新しい年に向けて体を整える大切な時期でもあります。食事と生活リズムを整えながら過ごし、困ったときや不安があるときは、主治医に相談してくださいね。

新しい年も、元気に気持ちよく迎えられますように。