高血圧の患者さんが心がけてほしいことでよく聞くのが「減塩」ですよね。料理をするとき、しょっぱい味付けを控えている方も多いでしょう。しかし「甘じょっぱい味付け」に塩分が多く含まれやすいことは、あまり知られていないのではないでしょうか。実は、砂糖やみりんなどの甘みが加わると塩味を感じにくくなり、知らないうちに塩分を多くとってしまうことがあります。

甘みと塩味の組み合わせは、私たちが「おいしい」と感じやすい味の代表格です。照り焼きやすき焼き、甘辛ダレの丼ものなど、和食には「甘じょっぱい」が多く使われています。甘じょっぱい味付けには砂糖と塩分の両方が多く使われていて、気づかないうちに塩分過多になっているケースも少なくありません。

塩分をとりすぎると、血圧が上がりやすくなるだけでなく、動脈硬化や心臓病、腎臓病などのリスクも高まります。また、甘みのとりすぎはカロリーオーバーにもつながり、体重増加を招いて血圧を悪化させる要因になります。

糖分と塩分のとりすぎを防ぐのに効果的なのは、甘さを少し控えめにすることです。調味料を目分量で使うと使用量が増えやすいので、計量スプーンなどで計って使うようにしましょう。レモンや酢、香辛料、薬味を上手に取り入れると、糖分や塩分を減らしても味に物足りなさを感じにくくなります。